イノベーション・新規事業に必要な基礎知識 ~ポートフォリオマネジメント~
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イノベーション・新規事業に必要な基礎知識
新規事業やイノベーションを推進している方々は、
どの様な施策を打てばよいかを日々、検討しているかと思います。
そこで本コラムでは、技術経営や経営工学などで用いられる用語を解説していきたいと思います。
目次
ポートフォリオマネジメント(ポートフォリオ分析)とは
ポートフォリオマネジメントとは、縦軸を「市場成長率」、横軸を「相対的市場シェア」とし、
4象限のマトリックスを構成し、その中に各事業規模をプロットしていく手法です。
- 問題児:「金のなる木」で得た資金を使い、シェアを上げて「花形」にする
- 花形:成熟期に成長率が低下するまでに「金のなる木」に育てる
- 負け犬:撤退の検討が必要な領域
- 金のなる木:市場が衰退していくまでの稼ぎ頭
目的・目標
ポートフォリオマネジメントの目的は、リスクの最小化と価値の最大化であり、
投資すべき対象の組合せとバランスの中で、
ポートフォリオ全体としてのリスク最小化と価値最大を実現することです。
ポイント
ポートフォリオマネジメントを活用し、適切な判断を行うには、
集めるべき情報を特定し、容易に情報を収集することができる
情報フローを構築していくことがポイントとなります。
課題
ポートフォリオマネジメントは、
他のプロジェクトとの相乗効果や戦略シナリオを時間軸で見ることができないため、
状況に応じた戦略立案手法を用いる点が課題となります。
まとめ
ポートフォリオマネジメントでは、
「市場の成長率」と「シェア」を把握し、
経営資源を分配する時の判断に使用することが目的です。
市場の変化が激しい中、
限られたリソースをいかに分配していくかは、
非常に重要な経営判断になるかと思います。
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