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営業・設計業務のDX化施策「コンフィグレータとは」

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コンフィグレータというものをご存知でしょうか?

インターネットでパソコンを購入する際にCPUの型式を選択すると
メモリなどの選択肢が自動的に絞込まれるなどを経験したことがあるかと思います。
これらのツールがコンフィグレータと言われるものです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)ツールといえば、
セールスフォースやSAPなどの営業や会計系ツールが有名かもしれませんが、
コンフィグレータもパソコンなどのB to Cだけでなく、
モータ選定などのB to Bにも活用されています。

 

 

デジタルトランスフォーメーション

 

 

コンフィグレータの効果

コンフィグレータを導入するとどの様な効果があるのでしょうか?

製品ごとのバリエーションが多い場合、導入効果は高い傾向にあります。

部品やオプションの数が多く組合せが多い製品では、
顧客から依頼された組合せが実現可能かどうかを確認するため、
ベテランまたは技術部に判断を仰ぐケースが多々あるかと思います。
これらの判断を自動的に行うことができるツールがコンフィグレータです。

つまりコンフィグレータを導入することで、下記2つのメリットが得られます。

  • 製品のバリエーション判断をリアルタイムにできる
  • 組合せ判断にかかる工数を削減できる

 

 

コンフィグレータのメリット

 

 

コンフィグレータ導入のポイント

コンフィグレータを導入するには、下記のポイントがあります

 

 

  • 製品構造を適切にする
  • 製品間の制約条件を明確にする

 

 

製品構造を適切にする

コンフィグレータ成功ポイントの1つ目は、
適切な製品構造(ユニットやモジュールなど)で区切ることです。

製品構造が適切でない場合、下記の様な問題を起こしてしまいます。

  • 適切な制約を掛けられない
    必要な制約を掛けられず組合せとして不適合な製品を購入させる
  • ユーザに無駄な作業をさせてしまう
    不必要な選択を迫ってしまい、手間を取らせてしまう

適切な製品構造に検討する方法としては、
イノベーションアーキテクチャモデルやDSM(Design Structure Matrix)などを
活用することで、検討する事が可能になります。

 

 

モジュール化検討

 

 

製品間の制約条件を明確にする

コンフィグレータ成功ポイントの2つ目は、
製品間の制約条件を明確にすることです。

当たり前ですが、制約条件を適切に入れないと
そもそもコンフィグレータを導入する意味がありません。

しかし制約条件を明確にすることは、「言うは易く行うは難し」ものだと思います。
これらには製品構造を明確にし、それぞれの関係性を整理していく必要があり、
見える化には、かなりのノウハウが必要になるケースが高いです。

 

 

技術の見える化

 

 

まとめ

コンフィグレータを導入することにより、
営業や開発の組合せ判断業務が低減され / 顧客にとっても迅速に回答が得られる
などのメリットがあることをご紹介しました。

またそれ以外の効果として、製品構造や制約条件を明確にすることで、
モジュラー設計や技術の見える化も行え、開発業務の効率化にもつながります。
これらを推進するには、ノウハウが必要です。

しかしノウハウが乏しいコンサルやSIerが実行し、
失敗してきた事例を多く見てきました。
コンフィグレータを導入する際には、それらの点を踏まえ、
適切にコンサルやSIerを選定しないと上手く行きませんので、ご注意下さい。

弊社では、コンフィグレータをなどのDX化支援、
技術の見える化、開発プロセス改善支援などの
コンサルティングサービスを行っています。

興味がある方は、資料請求をお申し付け下さい。

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