イノベーションにはどんなパターンがあるのか?
新規事業やイノベーション推進で悩んでいませんか?
新規事業やイノベーション推進を命じられ色々悩まれ、
調べられている方も多いと思います。
本コラムでは、イノベーションのパターンを理解し、
自社の新規事業やイノベーションをどの様に進めるかの参考にして頂ければと思います。
目次
イノベーションのパターン
では、イノベーションにはどんなパターンがあるのでしょうか?
イノベーションのパターンは、大きく下記の5つに分類されます。
- 新しい商品の創出(プロダクトイノベーション)
- 新しい生産方法の開発(プロセスイノベーション)
- 新しい市場の開拓(マーケティングイノベーション)
- 原材料の新しい供給源の開拓(サプライチェーンイノベーション)
- 新しい組織の実現(オルガニゼーションイノベーション)
プロダクトイノベーション
プロダクトイノベーションは、新しい商品を生み出すことです。
ドローン、スマートフォンなど一般的な商品開発がこれにあたります。
プロセスイノベーション
プロセスイノベーションは、生産方法に関するイノベーションです。
代表的なものは、トヨタ自動車のかんばん方式などがありますが、
近年では外観検査装置やRPAなどもこれらにあたります。
マーケティングイノベーション
マーケティングイノベーションは、市場開拓に関するイノベーションです。
代表的なものは、Apple社がパソコンから音楽プレイヤ、
スマートフォンへの事業変化や富士フイルムの化粧品進出
古くは、トヨタやヤマハなどもマーケティングイノベーションで成功した事例になります。
サプライチェーンイノベーション
サプライチェーンイノベーションは、資材供給に関するイノベーションです。
代表的なものは、
ECサイト、ファブレスメーカやクラウドファンディングなどがこれらにあたります。
オルガニゼーションイノベーション
オルガニゼーションイノベーションは、組織形態に関するイノベーションです。
代表的なものは、
フランチャイズ、クラウドソーシングなどの他に
ピラミッド型組織、機能型組織がこれらにあたります。
イノベーション創出の方向性
イノベーション創出の方向性としては、大きく下記の3つに分類されます。
- インクリメンタル・イノベーション
- セミラディカル・イノベーション
- ラディカル・イノベーション
インクリメンタル・イノベーション
インクリメンタル・イノベーションとは、
既存顧客に対し、既存技術を活用し、より高品質の製品・サービスを提供することです。
セミラディカル・イノベーション
セミラディカル・イノベーションとは、
既存技術や既存技術の派生技術を活用し、新製品開発や新規市場開拓を行うことです。
ラディカル・イノベーション
ラディカル・イノベーションとは、
新しい技術を活用し、新製品開発や新規市場開拓を行うことです。
まとめ
今回は、イノベーションのパターンや
創出の方向性について整理を行いました。
新規事業やイノベーションを自発的に起こしていくには、
どの領域を狙い、どの様にしていくかを意識していくと良いかと思います。
弊社では、イノベーションアーキテクチャモデルを活用したコンサルティングサービス、
調査サービス及びこの方法論を学べる研修サービスを提供し、
新規事業やイノベーション促進を支援しています。
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