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なぜオープンイノベーションが求められるのか?

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オープンイノベーションが求められる理由とは何か?

一時のブームは去ったもののオープンイノベーションを行おうと
担当又は組織を作って対応している企業は多いかと思います。
では、オープンイノベーション(共創)を行う企業が増えてきているのでしょうか?

本コラムでは、オープンイノベーションが求められる理由と効率的な進め方について考察していきます。

 

オープン・クローズ戦略

オープンイノベーションを考えるうえで、オープン・クローズ戦略は外せない考え方です。

オープン・クローズ戦略とは下記の考え方です。

  • ビジネス・エコシステムの産業構造を事前に設計
  • 自社のコア領域(クローズ)と他社に委ねる(オープン)を
    つなぐ境界に知的財産を集中
  • 境界だけを他社に公開し、自由に使わせ、
    ビジネスチャンスを与えるプロセスでオープン市場に強い影響力を持たせる
  • コア領域の技術革新を追求し、常に業界全体の市場の方向性をリードする
  • コア領域を知財として守り、後追い企業によるクロスライセンスの攻勢から守る
  • 世界中のイノベーション成果を自社のコア技術につなげる仕組をつくる

このように自社のコア領域を守りつ、
周辺領域に関しては上手に外部を活用する戦略をオープン・クローズ戦略と言います。

 

 

オープンクローズ戦略

 

 

オープンイノベーションとは?

では、そもそもオープンイノベーションとは何なのでしょうか?

オープンイノベーションとは、ヘンリー・チェスブロウ教授が提唱した考え方です。
チェスブロウは、オープンイノベーションについて、下記の様に語っています。

  • 企業の内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造すること
  • イノベーションを促進するための知識の移入と移出の意図的な活用のプロセス
  • 組織境界をまたぐ意図的な知識の流れの管理を含むイノベーションプロセス

つまり、上記の様にオープンイノベーションとは、
外部のアイデアを活用した価値創造プロセスであることがわかります。

 

 

オープンイノベーション・クローズドイノベーション

 

 

クローズドイノベーションとオープンイノベーションの比較?

クローズドイノベーションとオープンイノベーションの違いは、どこにあるのでしょうか?

クローズドイノベーションとオープンイノベーションの比較を下表に示します。

最も大きなポイントは、
オープンイノベーションではビジネスモデルを構築することが最も大事となる点です。

 

 

クローズドイノベーション

オープンイノベーション

人財

  • 優秀な人財を雇用
  • 社内に優秀な人財がいる必要なく、社外の優秀な人財と連携していけばよい

社内開発の
位置づけ

  • 研究開発から利益を得る為、企画~商品化まで全て独自に実施
  • 外部の研究開発によって大きな価値が創造
  • 社内の研究開発は価値の一部を確保する為に活用

知的
財産権

  • 知的財産権を用いて他社を排除
  • 他者に知的財産権を使用させることにより利益を得たり、他社の知的財産権を活用し、自社ビジネスを発展

成功の
ポイント

  • 業界でベストのアイデアを創造したモノが勝つ
  • イノベーションを初めにリリースした企業が成功
  • 社内外のアイデアを最も有効に活用できたものが勝つ
  • 優れたビジネスモデルを構築することが製品・サービスをマーケットに出すより重要

 

 

まとめ

近年はニーズが多様化し、変化のスピードが速い為、自前開発だけではついていけません。
そのため、他機関で行われたイノベーション成果を自社に取込む必要があるので、
オープンイノベーションが求められているのです。

弊社では、共創支援・オープンイノベーション支援のサービスを多数行っております
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