イノベーションアーキテクチャモデルで表現できるものは？

イノベーションアーキテクチャモデルでは、
事業に関わるあらゆるものを整理、構造化することが可能であるとお伝えしました。

• プロダクトアーキテクチャモデル
• サービスアーキテクチャモデル
• テクノロジアーキテクチャモデル
• ビジネスアーキテクチャモデル

各モデルの違いは、右側の構造部分に表れます。
今回は、各々のモデルについて、例を用いてご説明したいと思います。

製品をモデル化した
「プロダクトアーキテクチャモデル」

プロダクトアーキテクチャモデルでは、製品をモデル化することができます。
このモデルでは、右の構造部分に製品、ユニット、モジュール、部品を記載します。
下記の例は、ドローンを例にしています。
最終製品である「ドローン」を頂点とし、
ユニット、モジュール、部品などを記載していきます。
もちろんシステム製品もプロダクトアーキテクチャモデルでモデル化できます。

サービスをモデル化した
「サービスアーキテクチャモデル」

サービスアーキテクチャモデルでは、サービスをモデル化することができます。
サービスは、サービスと製品の集合体で構成される為、
右の構造部分にサービス、製品を記載します。
下記の例は、カーシェアリングを例にしています。
「カーシェアリング」を頂点とし、カーシェアリングを実現するのに必要な構成品である
「自動車」、「コインパーキング」、「アプリ」などを記載しています。

技術の繋がりをモデル化した
「テクノロジアーキテクチャモデル」

テクノロジアーキテクチャモデルでは、
技術の概念を構造化し、技術の繋がりをモデル化することができます。
下記の例は、環境技術を例にしています。
「環境技術」はどんな技術の集合体かを構造化し、
それらはどの様な機能・要件かを表現できます。

また下記は、超音波モータを例にしています。
「超音波モータ」という製品に入っている技術に対し、
それらはどの様な機能（「何ができるのか？」）があるかを表現できます。

事業をモデル化した「ビジネスアーキテクチャモデル」

ビジネスアーキテクチャモデルでは、ビジネス（事業）をモデル化することができます。
下記の例は、弊社のビジネスを例にしています。
弊社の所有しているリソースと弊社のコンセプトの繋がりを表現しています。
このように企業の社是や事業部の目標とリソースとの関係を表現することができます。

まとめ

これらの例で示したようにイノベーションアーキテクチャモデルを作ることで、
製品、サービス、技術、事業の構成を把握し、
構成部の機能（役割）を明確にすることができます。

その結果、
製品・サービスのアイデア検討、製品・サービスのコンセプト検討、
技術動向の分析、製品・技術ロードマップの作成、
自社技術の用途開拓案検討、実施項目の検討、
組織の検討などに様々な用途に活用することが可能です。

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