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DX化に向けて、ベンダ選びを間違えていませんか?

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委託先(ベンダ)選びに失敗した経験ありませんか?

新規事業やデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めている方々から
実行フェーズになってから、上手くいっていないとのご相談を受けるケースがあります。

その理由を調べてみると目的のシステム構築に対し、
適切なベンダを選べていない場合が多いです。

今回は、システムについてのパターンと
各パターン構築に求められるベンダの知見を説明したいと思います。

 

システムのパーン

皆様はシステムと聞いてどの様なものを思い浮かべるでしょうか?

SAPのような経理処理などはもちろんシステムですが、
信号機もシステムですし、駅の改札機もシステムです。

ソフトウェアのシステムだけをシステムと考える方が多いようですが、
この誤解こそが、ベンダ選定を間違ってしまう要因だと思います。

様々な考え方があるかと思いますが、
筆者はシステムのパターンは、大きく2つ、細かく3つのパターンがあると考えています。
※この分け方で整理するとベンダ選定など都合がよいのでこの分け方にしています。

 

  • 機械システム(アクチュエータあり)
  • 機械システム(アクチュエータなし)
  • ITシステム

 

 

システムのパターン

 

 

ITシステム

SAPやSaleforceなどERPに代表されるものをイメージして頂ければよいかと思います。
※「システム」というとITシステムをイメージする方が多いように感じます

バックオフィス周りの内容が多く、Sierやコンサル会社が得意としており、
画面のみでソフトウェアの知見が求められます。

 

 

ITシステム

 

 

機械システム(アクチュエータなし)

カメラシステムなどに代表される計測システムをイメージして頂ければよいかと思います。

工場や実験での活用が多かったが、近年は商業施設などにも導入されている。
従来は計測器メーカが主流であったが、AIの発展によりAIベンダなどもこの分野に進出している。

センサ及び画面で構成されており、電気とソフトウェアの知見が求められる。

 

 

カメラシステム

 

 

機械システム(アクチュエータ)

自動車やロボットなどに代表されるシステムをイメージして頂ければよいかと思います。

工場などのFAや組立ロボットなどには、
従来より活用されており、組込系が主流であった。
現在は、AIの発展により、AIベンダ、SIerもこの分野に進出している。

センサ、アクチュエータで構成されている為、電気、ソフトウェアだけでなくメカの知見も求められる。

 

 

ロボットシステム

 

 

ベンダ選びを失敗する要因

上記の様にシステムといっても構成が異なり、求められる知見も異なります。

従来は、ITシステムが主流であり、バックオフィス周りへの導入が主でした。
しかし、AI技術などの発展などにより、
デジタルトランスフォーメーション(DX)が求められるようになり、
近年は、フロントオフィス周りへの導入も行われるようになってきました。

バックオフィス周りであれば、ユーザ(現場)の操作感等が使い辛いITシステムでも
経理などのバックオフィスが使いやすければ許容されていました。

しかし、フロントオフィス周りまで範囲が広がったことにより
本当に使いやすいシステムでなければ許容できなくなってしあいます。

なぜならば、使い勝手が悪いと本業に影響がある為、現場は使いません。
そのため、キチンと現場の業務知識などを把握している必要がありますが、
殆どのコンサルやITベンダなどは、あまり持っていないため、見極めが必要です。

また機械システムまで範囲が広がることによって、
ハードウェアの知見も必要ですが、
こちらも従来のコンサルやITベンダは知見を持っていないことが殆どです。

このようにデジタルトランスフォーメーションを
従来のITシステム導入と同じに考える為、失敗してしまいます。

 

DXにおけるベンダ選び

 

 

まとめ

本コラムでは、デジタルトランスフォーメーションによって
業務及びシステムの適用範囲が広がってきており、
そのためにベンダに求める知見が異なることを説明致しました。

またDX推進の為、「社内にデジタル人財育成を」という方もいますが、
デジタル人財よりもシステムが分かる人財を育成したり、
委託する必要があると筆者は考えます。

弊社では、イノベーションアーキテクチャモデルを活用した
システム人財の育成支援やDX化支などの
コンサルティングサービスを行っています。

興味がある方は、資料請求をお申し付け下さい。

 

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